さて、今回は海外移住へ向けての実践的な内容です。
「海外移住のマインドに関することは分かったから!」
「実際になにが必要か、ノウハウとかを教えてよ!」
そう思っているあなたにお応えしますよ。
ズバリ!日本からまさに旅立つときの荷造りのポイントをダダーッとご紹介。
では、早速いってみましょう!
目次
海外移住の荷造りポイント1:送れないものを確認する
海外移住のときには、とにかく手で運べる範囲の荷物は重量制限ギリギリまで持参することをおススメします。なぜなら、大量の荷物を郵送すると地味にお金も掛かるし、確実に着くかドキドキしちゃうし、壊れたり無くなったりも覚悟しないといけませんからね。
そして、ここが肝心なのですが、手荷物で持ち込むことはできても、郵送はできない禁制品があるということ。例えば、宝石や貴金属類・ひげそり用のブラシ(!)・お茶・お酒・電化製品なんてものも。
もにゃみ一家もこれで何度も荷物を確認しました。
- インドへの禁制品一覧→「インド」国・地域別情報(国際郵便条件表)-日本郵便
- 五十音順で国別に調べられます→国・地域別情報(国際郵便条件表)-郵便局
もにゃみはこれらの情報を元に、アクセサリー類、電池を使う子供のおもちゃやWiiUなんかは自分たちで運ぶ荷物に入れました。
軽くて容量の大きいスーツケースは必需品!このために我が家はスーツケースを2つ買い足しました。
特に重視したいのは、軽さ・丈夫さ・そしてキャスターの良さ!
布製や、ファスナー式はセキュリティ面から、あまりおすすめできません。
海外移住の荷造りポイント2:国際線の重量制限を確認する
緩衝材代わりに、壊れ物や貴重品の周りに着替えやタオルを詰めていくのですが、やっぱり重量制限ギリギリまで詰め込みたいわけですよ。でも、大型のスーツケースの場合はパンパンまで詰めると重量オーバーしやすいんですよね。
ビジネスクラスやファーストクラスで渡航できる方はいいのでしょうが、我が家はバリバリエコノミーです!
エコノミークラスの重量制限はというと…
預け荷物
- JAL:23kg以内 2個まで
- ANA:23kg以内 2個まで
- AIR INDIA:23kg以内 2個まで
機内持ち込み
- JAL:10kg以内
- ANA:10kg以内
- AIR INDIA:8kg以内
「なーんだ、預け荷物はどこも一緒じゃん」って思いました?
この重量制限にはちょっとしたカラクリがあるんです。それは、就航路線によって基準が違う!ということ。
例えば、
成田空港→デリー
この場合に適用される預け荷物の制限は「23kg以内 2個まで」です。
これが、
成田空港→バンコク経由→デリー
と経由便になっても、トランジットであれば問題なく「23kg以内 2個まで」が適用されます。
ところが!もにゃみ一家が実際に乗った経路…
那覇空港→上海経由→デリー
この上海!ここが問題なんです!
先ほどの例のように、ただ飛行機を乗り換えただけなら「23kg以内 2個まで」が適用されるんですよ。
でもね、我が家は一度空港を出て上海に3日間滞在したんです。
で、いざ上海からデリーへ向かおうとすると!!
「預け荷物は20kg以内」
というアジア路線のルールが適用されてしまう恐怖!!
本当なら家族4人で23kg×2個で、総計184kgもの荷物を運べる計算だったのに!てか、これだけで充分引っ越しできちゃう!
それを、個数制限はないものの、4人で80kgしか運べないという事態に!!
海外移住の荷造りポイント3:年齢制限を確認する
そう、ここで問題になるのが、国際空港まで国内線を経由していく場合です!
国内線での一般的な重量制限は20kg以内
でも、我が家はさらに複雑な問題に直面しました!それは…
子どもの年齢問題!!
当時、我が家の長女は2歳でした。
- 国内線は2歳以下は無料
- 国際線は2歳以上は有料
つまり、宮古島から那覇まではひざ上で無料。でも、そこから先は一席確保で有料。
ここでポイントになるのが預け荷物!
ANAの国際線では座席を使わない乳幼児でも、23kg以内の荷物を1個だけ無料で受け入れてくれるようですが、ANA・JALともに、国内線に関するルールの明記はありません。
そこで我が家は、国内線では長女の分の荷物は預けられないと想定して、事前に那覇空港内の郵便局留めで送っておき、国際線に乗る当日に受け取る方法をとりました。
それ以外の荷物は全てスーツケースに詰めて20kgピッタリに調整しましたとも。ただ、スーツケースの重さを量るときに遭遇するトラブルが、体重計に載せたはいいけど重量表示が見えない…というもの。
自分でスーツケース持って体重計に乗ったり下りたりもしましたけど、よく考えたら上海で荷物出し入れしたらまた調整しなきゃいけないんじゃん!と気付いて顔面蒼白…
想像以上に有能だったので、一時帰国の度に必ず持ち歩く必需品になってますよ♪
昔と違って航空会社も荷物の重量超過に厳しいですからね…LCCとか利用して旅行する人にもおすすめです、コレ。
量るときには、スーツケースが大きすぎると真っ直ぐ持ち上げるのは至難の業なので、踏み台やベッドの上に立ってスーツケースがどこにも触れずに持ち上がるように注意してくださいね。もちろん、転落注意ですよ!!
海外移住の荷造りポイント4:サイズ制限を確認する
長女の分の荷物は、自分で持ち運ぶ必要が無いので、持ち手やキャスターが無くても困らない!ということで段ボールで作りました。段ボールの良さは、なんといっても軽いこと!そして、スーツケースでは入らない形状のものを詰められることです。
ただ、ここでも注意が必要なのは、段ボール選び。「スーパーでもらってこよ~」は、国内の引っ越しならありですが、海外に行くときにはアウトです。
まず、耐久性に問題アリ。海外まで運ぶ際はかならず「ダブルフルート」「ダブルカートン」などと呼ばれる2重以上になっている段ボールを選びましょう。また、荷物のサイズに規定があるのですが、これが思った以上に大きいんですね。みかん箱サイズの段ボールなら6個分くらいに相当します。
かといって、小さいダンボールを結合させると、途中でバラバラになって行方不明になる可能性大です。なので、一般には手に入らないサイズの段ボールを専門ショップから取り寄せる必要があります。
利用する航空会社によって荷物のサイズの3辺の合計サイズに差がありますので、よく確認してから適合する段ボールを入手しましょう。もにゃみは160サイズと呼ばれる、3辺の合計が160㎝になる大きさのものを購入しました。
- JAL:203㎝以内
- ANA:158㎝以内
- AIR INDIA:23kg:158㎝以内
機内持ち込み(3辺の合計)
- JAL:115cm以内
- ANA:115㎝以内
- AIR INDIA:115㎝以内
ちょっと気になるのがANAやAIR INDIAの預け荷物は158㎝以内という規定ですよね。160サイズの段ボールでも、ふたが閉まらないくらいパンパンに荷物を詰め込まない限りは問題なく引き受けてもらえますので、安心してください。
ちなみに、160サイズの二重になった段ボールは国際郵便で荷物を送る際にも重宝しますよ。というよりも必須です!
もにゃみは、自分たちでは持参しきれない引っ越し荷物を郵便局からインドへ送っているのですが、購入した段ボールだけでは足りずに、いくつかの荷物を普通の段ボールで送りました。
その結果!!船便では湿度の高い場所で保管されたりもするため、到着した荷物は段ボールが破れ、穴が開き、一部荷物が零れ落ちていました…やっぱり二重構造はダテじゃない!
海外移住の荷造りポイント5:預け荷物と手荷物をジャンル分け
預け荷物と、機内持ち込みの手荷物では入れられるものに違いがあるのを知っていますか?
預け○ 機内×
- 100ml以上の液体物(スプレーやクリーム、ジェル、半固形も含む)
- 刃物類
預け× 機内○
- ノートPC、周辺機器
- タブレット、スマホ
- カメラ類
まず一つ目の問題は液体物!!
なぜ液体物が問題なのかというと、調味料問題についてお伝えしたかったからです!
海外に移住したときに、まず最初に遭遇するのが食事問題。特に、小さい子どもを連れている場合は、この問題が顕著に現れます。慣れない食事は気力まで奪うので、最初はなるべく和食を食べさせてあげたいんですよ。
そこで確実に必要になるのが「粉末だし」「醤油」の二大巨塔だと言っても過言ではありません。これさえあれば、現地の食材でいくらでもしのげます。
到着してすぐに使えるように…そして、できればストックとしても可能な限り醤油は持参したい!!欲を言えば、本当はみりんと日本酒も持参したい!!
というわけで、預け荷物の大半は液体物になります。間違いなく。そして、入りきらなくなった着替えや、電子機器類が機内持ち込み手荷物へスライドしてくるのです…間違いなく。
実際に、もにゃみは手荷物に着替えをギッシリ詰め込んだわけですが、かさばるし機内で本当に使いたいものが出てこなくなる!という問題もはらんでいるわけです。
そこで提案するのがバッグ in バッグ。作り方は簡単です!
- 普段持ち歩くかばん(パスポートやお財布はここ)
- 規定サイズ内の特大かばん
- 圧縮袋
- 洋服(好きなだけ)
- ブランケット(あったら便利!)
- 電子機器(お好みで)
作り方
- 圧縮袋に洋服を詰めます
- 圧縮袋にブランケットを詰めます。ここで他の洋服と混ぜないこと
- 特大かばんに1を詰めます
- その上に、電子機器、ブランケット、普段のかばんの順で詰めて完成!
この方法の特長は、機内で不要なものはラゲッジスペースに入れっぱなしにできることです。必要以上に冷え込む機内でマイブランケットは必需品なので、これは使うものとして出しておきましょう。
家族4人分の手荷物で実装すると、かなり多くの荷物を運ぶことが可能になりますよ♪
圧縮袋は出先でも掃除機やポンプなしで使えるタイプが断然おすすめです。大きめサイズならブランケットも入っちゃうし、たくさんの衣類をいっぺんに入れられるのでコスパ良し!
結論!全部空港に送っちゃおう!
今回は、移住する際の手荷物についてダダーッとまとめて書いちゃいましたが、なんとなくイメージはできましたか?
もにゃみ一家のように、「途中で降りて遊んでこー!」とか無謀なことを考えなければ、かなりの量の荷物を運べるので、この機会を最大限に活用しましょう。
ただし、自宅から空港まで大量の荷物を自分で運ぶのは無茶にも程があるので、もう預け荷物は事前に全部空港に送っちゃうのが一番です。
さあ、必要なものを揃えたら荷造り開始ですよ~!!
タイムリミットに追われて半泣き状態でしたが、アドレナリン出まくった思い出…(笑)
引っ越し荷物編はまた改めて別記事にしますのでお楽しみに♪
最近お肉屋さんと仲良くなって、さらにデリバリーが便利になったことに喜びを隠せないもにゃみ@mmonyami です!