インドに住んでいるというと、多くの方に訊かれる質問があります。
「インドと日本、どっちが住みやすい?」
これって、ひとことでは答えられないし、もにゃみの主観でしか答えられません。
本当のところ、どうだと思いますか?
海外居住者は日本がキライという定説
よく誤解されるのは、「日本がキライなんでしょ?」っていうこと。
そうじゃないんです。
きっと私はだれにも負けないくらいに日本が大好きで大好きで、
だからこそ、はみ出し者として石を投げられることに悲しくなってしまったんです。
日本で家族で笑顔で暮らせるなら、それが一番だと思います。
でも、我が家の場合は今の自分たちにピッタリ来る環境がインドだったんです。
子どもたちにも選択肢がほかにないから日本に住むのではなく、世界のどこに行っても生活できることを知ってほしかった。
広い世界と多様な価値観を知ってほしかった。
世界を見てまわってから、帰る場所に選ぶのが日本ならそれでいい。
ただ、私は子どもたちにたくさんの選択肢を見せたかった。
それだけなんです。
海外居住者の本音
意外かもしれませんが、子どもに日本の悪口を聴かせたことはありません。
だから、子どもたちはいつも日本に一時帰国するのを楽しみにしています。
海外で生活しているからこそ分かる、日本にしかない、日本のよさを感じて育ってもらえることが、とても嬉しい✨
日本の原風景と呼ばれるような、自然あふれる山里は心を惹きつけてやみませんし、郷愁で胸いっぱいになることもあります。
日本食が恋しくなることも、もちろん!
それでも、今の自分たちにとって「日本は旅行に行くところ」であって、住むところではないと感じているのも隠さざる本音です。
地球に住むという考え方
もにゃみが最終的に辿り着いた考えは、「国という概念に縛られる必要はないんじゃないの?」というものでした。
どこに住んでもいい。
どこを旅してもいい。
定住する必要すらないかもしれない。
今の自分に合う環境に身を置く。
シンプルにそれだけでいいんじゃないかな。
今はインドに住んでいます。でも、10年後はわかりません。
それでいいと思っています。
「日本がキライ」とか、「インドが好き」とか、そういう感情を超えたところに、本当の自由な生活があるのかもしれませんね。
インドと日本、どっちが好きかって?
う~ん…それ、誤解です!